小さい頃から親に連れられて集会に来ていた。
もちろん100%自分で行ったのではない。
母親が組織に「子供も集会に連れてこい!」と命令されていたのでそうなった。
母親がJWになったいきさつは・・・
・引っ越しをしてすぐだったので、友達がいなくさみしい思いをしていた。
・毎日父親の帰りが遅く、家で暇をもてあましていた。
・子育てで指針をなるモノを必要としていた。
そんな時にJWの訪問を受けて、研究をするようになったらしい。
そしてあっという間にバプテスマ。
そして開拓。
小さい頃、夜の王国会館・・・よく寝ていたのを覚えている。
上を見れば、天井にくっついてるプロペラがクルクル回り、あっという間に熟睡。
会衆には同年代の子共たちがたくさんいた。
かわいくて育ちがいいAちゃん。
引っ込み思案のBくんなど。
やがてAちゃんが「注解」をし始めた。
注解をして集会後にみんなから褒められてるAちゃんを見て、私の母親の様子が変わった。
「注解するのよ!」
まわりがそうしたからそうするのよ!
という感じ丸出しの態度に私は違和感を覚えていた。
私のものみの塔に母親が書いた
「それはイエスです」
のでっかい文字。
司会者が質問を読んだ後に手を上げて当たったら大きな声でそれを読めと言われた。
集会が始まり、母親の言うとおりにした。
司会者「えっと、shou_tanくん」
私「それはイエスです」
初めての注解に館内が少しどよめいた。
私の注解デビューの日。
集会後、たくさんの人が集まってきて褒め言葉をもらった。
なんかよく分からないけど良いことをして自分が偉くなったみたいな感じがして嬉しかった。
その頃は会衆の人とよく遊んだ。
そのうち同年代の子供たちが神権宣教学校に入っていった。
母親は焦った。
すぐに神権宣教学校に入れてもらうよう、母親が学校の監督に頼み込んだ。
すると今度は同年代の子供たちが伝道者になった。
案の定、母親の意向で私も伝道者になった。
中学生になり、今度は同年代の子供たちがバプテスマを受けた。
母親は言った。
「あなたもバプテスマを受けなさい!仲間はずれになるわよ!」
バプテスマの討議はすんなり進み、許可が出た。
バプテスマを受ける大会の時、大会でインタビューに出てみないか?との話が来た。
話す内容は、「学校で同級生の圧力に負けずに信仰を示した」というもの。
学校では親が先生に話をして校歌を歌わない人として通っていたけどそのインタビューでは自分で「校歌を歌わずに先生に証言した」というもの。
勝手に作り上げられた理想の若者像を「演じろ」というわけです。
で、私はその通りにやった。
なんか役者になったみたいで気持ちが良かった。
自分は巡回区で「模範的な若者」で、「いい位置」にいるJWだという自覚がでてきていた。
さて、高校に入ってから事態は急変する。
一緒に集会に来ていたAちゃんが急に集会に来なくなる。
さらにB君も。
なんか部活をはじめてそっちの方で忙しくなって来れないそうだとか。
そのうちCくんもDちゃんも来なくなった。
そして、ある時ショッピングモールでAちゃんが彼氏とデートしているところを目撃する。
これはショックだった。
エホバから離れた人は「サタンの世でボロボロになる」「最悪の人生を送る」と教えられてたからだ。
でもAちゃんはとっても楽しそう。
短いスカートをはいてちょっと化粧もして色気もある。
もともと胸が大きかったので、それを強調する服装もしている。
「変わったなぁ~」
って思った。
まぁ、自分はまだ高校生だし童貞だし聖書の基準を固く守っているので自分の生き方のほうが正解なんだなと思った。
そう思わずにはいられなかった。
そのうち離れたB君も彼女を連れて歩いているのを見た。
またまたショックだった。
組織の教えによれば、離れた人は「不幸のどん底」状態であるはずなのに、あんなに楽しそう。
なんか自分がみじめに思えてきた。
集会に行くと、溜まった性欲が少しだけ出てしまう時があった。
まだ高校生。
異性を見るだけで胸とコカンに視線がいってしまう。
ときにはメス犬
見て興奮していた←これはウソ
集会では20代独身姉妹たちと仲良くしていた。
話をするときは、かなり近くでしゃべっていた。
距離が近い。
たまに私の方が姉妹の胸に当たったりすることもあったが、それはそれで興奮したw
そして年下の女の子たちもたくさんいたので仲良くしていた。
まるで恋人どおしみたいな感じで接した。
普通に女の子と付き合えないはねっ返りで、とにかくかわいがってあげた。
まぁ、未成年のおふざけだからいいかぁ~
こんなふうに思っていた。
ある日、必要で入って来てた姉妹宅に食事に招待された。
なぜか呼ばれたのは私だけ。
家に入るなり、軽くハグをされた。
まだ子供として見られてるのかな?まぁいいかぁと思いながらコカンが大きくなってたので少しかがみながらテーブルに着席。
そして3人で食事をした。
食事の途中、トイレに行った。
で、ある小さな箱に目がいった。
これって・・・女性のアノ日のアレを入れる箱だよね?
思わずフタを開けた。
そして中に入っていたクルクルと巻いているモノを取り出した。
コレってあの姉妹のどちらかの股間にくっついてたやつwww
クルクルを巻いていたモノを開いていくと・・・
血とヘンなモノがべったり。
なんか嫌悪感を抱きながら食卓へと戻った。
こうした感じで私は成長していき、高校を卒業することになる。
つづく